四国エクストリームチャレンジ大会結果
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総合順位
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| 協力:三好市、大豊町観光開発協会、塩塚高原キャンプ場、モンベルアウトドアチャレンジ四国、クーランマラン人力旅行社
協賛:株式会社モンベル、株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン、徳島県国際交流協会 |
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参加者コメント
☆優勝者コメント
チーム よせあつめ 柳生 千枝 さん
シリーズ戦第4戦の湯河原大会に参加させていただいた関係で、チーム「よせあつめ」の一員として四国大会に参加させていただきました。個人的には去年に引き続き、2度目の参加となりました。我部さん、スタッフの皆さん、現地のボランティアの皆さん、美しい秘境での、楽しく、心あたたまる大会をどうも有難うございました。皆さんあってのアドベンチャーレースなのだと改めて実感いたしました。以下レースレポートです。
<レポート>
一日目:
東京組みの空港からの移動が遅れ(我部さんパニック)、スタートが約1時間遅れることに。ブリーフィングでMTBコースはかなり厳しいと説明を受ける。CP5,6は各1時間のぺナつきで選択制となり(といっても、結局CP7まで登り)、MTBセクションからトレッキングに進むのに8時の関門が設定される。
今回私たちは秘策(大げさ)を持って臨む。それは第5戦優勝チームうだちゃんからのアドバイス、「エクストリームを制すには、我部さんを読まなければならない」を実践するもの。しかしながら、その思惑はブリーフィングでいきなり外れる。シリーズ戦のMTBセクションは、自転車をデポして山に入りCPを取りに行く形式がほとんどだった。私たちはSPDのビンディングをあえてデカペに付け替え(デカペで山を走る練習までした!)、トレイルランシューズ一足を持ち込んだ。なのに、こんなに長くMTBに乗り続けるなんて。(勝手に落ち込む)
レーススタート。贅沢な清流吉野川でのラフティング。くじ引きで2チームずつラフトに乗り込む。北アルプスで意気投合した野猿Bチームと一緒のラフト。よせばいいのに盛り上がり、ゴールしてみると1位(3番手スタート)。これからの長い道のりを思うと、お互い負けじと全力で漕いでしまったことをやや後悔。
長いMTBの旅のはじまり。吉野川を望みつつ、つづらの坂道をどんどん登って行く。しばらくすると、あまりに急な山肌で、道路の端から下の景色は眼下に入ってこない。まるで天空を飛んでいるかのよう。見えるのは渓谷を越えて向こうに広がるこれまた急な山々の姿。霧がかる山々は神秘的。カーブに掛かるとそこで深くえぐられた渓谷、はるか眼下に吉野川が姿を見せ、この辺りの地形の厳しさをあらためて実感させられる。険しい斜面にへばりついて暮らす人々の生活は厳しいものなんだろうな、と考える。この辺りは平家が屋島から落ち延びた伝説のあるところ。この厳しい地形こそ、心細い落人を守る自然の防壁だったのだろうと、遠い昔に思いを馳せたりする。(まだ余裕があったよう)
長い下りの後、再度登りはじめる。そこは妖怪やもののけの伝説が残る地区。あえて散歩道のSTを選んで楽しむ。CPのクイズもゲゲゲの鬼太郎の妖怪ネタだった。CP6「おはるの墓」を探して、畑の中を担ぎ上げ道に出ると、そこで女の子2人、男の子1人の子供たちと出逢う。不思議そうな顔で私たちを見ている。「ねぇ、みんな、おはるの墓ってどこにあるか知ってる?」と話しかける。「うん、知ってるこっちだよ!」と快く案内してくれた。「おはるの旦那さんはヘビでね・・・」などど、おはるにまつわるお話までしてくれた。しばし子供たちとの会話を楽しみながら休憩する。ひとつ前のCP、鬼太郎のクイズの答えも子供たちに教えてもらう。ハイドレーションのチューブを吸っていると「それ何?」と興味を示すので、「飲んでみる?」とすすめる。親に言われているのか警戒して、「うううんっ、いらない」と断られた。「後ろからまたお兄さんたち(?!)が登って来たら、おはるのお墓に案内してあげてね!」とお願いして道を進む。楽しい休憩だった。
レースが終って他のチームと話してみると、なんとこの子供たち、他のチームの姿が下に見えると大きな声で「こっち、こっち!」と手招きして、本当に皆をおはるの墓に案内してくれていたそう。しかもハイドレーションの飲みのものにも、「命の水(?!)ちょうだい!」と、すっかり警戒心を解いていたという。日が暮れてから通ったチームには、なんと「ヒント」と書いた置手紙までしてくれていた。
その後、またまた厳しい登りが続く。道を聞いたおじさんとおばさんに、「塩塚高原まで行く」というと、「(正気か?)遠いよ!」との答え。どんどん辛くなる。チームメイトに精神的に牽引してもらう。CP7の手前で日が暮れ、ヘッデンをつけることに。やっとCP7に到着。そこからCP8までは長い下り。途中チェーンを切るアクシデント。CP8に着いた時点でTRまで残りあと1時間。最後の7キロの登り。この登りはひたすら長く、いままで経験した中で一番過酷。最後は放心状態、フラフラしてまっすぐ進まない。チームメイトも辛そう。でも、彼らについていけばなんとかなるんだ!と絶対的な信頼感のもと進む。ラスト1キロを過ぎたところで下りになる。頑張るも、8時を回ってしまった。間に合わなかった。残念で泣きたくなった。が、我部さんが間に合っているという。我部さんの時計で2秒前。そう、ラフティングが3番手スタートだったので、私たちは2分遅れのスタートだった。
その後、主催者と相談してショートコースのトレッキングに入る。塩塚高原は360度のパノラマが楽しめ(きっと明るいとさらにすばらしい眺めなんだろうな、と思いつつ)、星がとてもきれいだった。途中、「愛媛県」という杭をみて、「これで愛媛県も制覇だな!」と私たちは勝手な自己満足にひたった。(せっかくのトレッキングコースをすべて周れなかったのはやはり残念。我部さん、来年また使ってください。)
スタッフのみなさんに迎えられて初日ゴール。キャンプ場の食堂のおばちゃんがとん汁を用意してくれていた。レースのために、わざわざ遅くまで残っていてくれた。ここまで自転車で登ってきたことをやたらとほめてもらった。おいしくてとん汁をお替りすると、「だいぶ煮詰まっちゃってごめんね。」と言う。それだけ待っていてくれていたのかと思うとありがたくてたまらなかった。
レース2日目:
塩塚高原の施設を使ってチームチャレンジ。内容はロープ登り、草そり、丸太引き、木登り。各チームほとんど差がなく、MTBへ進む。
昨日登ってきたあの辛い坂を下る。これでもか、これでもかと続く坂を下りながら、チームメイトと何度も笑ってしまう。「こんなに長い坂、よく登ってきたな。あり得ない。」とみんなで関心する(あきれる)。下ったと思ったら登りが始まった。
ここでまた、しなくていい「我部さん読み」に失敗。なんの根拠もなく、我部さんだから2日目はきっと一本道だろうと(?!)、分岐で方角を確認せずに道なりに進んでしまう。おかしいなと思いつつ、野猿Bチームと運命をともに進むこと約30分。どう考えても間違いだと確信し、分岐までもどる。
気を取り直して登りつづける。なんとか先頭を捉えた。寄り道30分の林道の登りは体力的に辛かった。それでも、ミスを笑い話にして気力を失わず、おだやかな雰囲気で進めたのは、チームメイトの紳士的(?!)な気遣いのおかげ。(感謝しています)
その後、紅葉には少し時期の早い山の中にも、少しだけ黄色や赤に染まった木々をちらほら見つつ、慎重に確認しながら下ってゴール!
<感想>
コースがきつかったからか、今回、大会・ボランティアスタッフ、地元のみなさん、チームメイト、サポート、他のチームの仲間、自然、それぞれに対して今までにない熱い気持ちになりました。
杉山さんの挨拶にもありましたが、遅くまで選手を待っていてくれたスタッフ、食堂のおばちゃん、地元の方の協力がなければ大会は成り立ちません。去年デットヒートを演じた徳島のトライアスロンチームの皆さんが、実走スタッフとしてレースに協力してくださったのは、とても有難く感じました。また今回サポートとしてT村さんが同行してくださり、私たちのみならず、他のチームの分まで食事の用意、送迎を担当してくださいまいました。ありがとうございました。
長かった辛い登り坂、自分ももちろん辛かったのですが、あんな辛い登りをチームメイトを牽引しながら登っただとか、私よりもっと初心者の女の子が挑戦したとか、チェーンが切れて自転車を押しながら登っただとか、さらに辛い状況で頑張った仲間に対して敬意をおぼえずにいられません。
そして、地元の人たちとの交流。とくにあの子供たちが、私が何気なく残した言葉に対してあんなに素直に応えてくれたことはとても嬉しく、あたたかい気持ちにさせられました。
最後に、歴史と生活の厳しさを感じさせる力強い自然。心の中で私は何度も敬服していました。その中でアドベンチャーレースを楽しめるということは、すばらしい贅沢だと思います。
また来年も地元のみなさんとの交流を楽しみに、ぜひ参加したいと思っています。(選手の皆さん、ぜひ来年参加しましょう!)
本当に有難うございました。
☆参加者コメント
渋谷アドベンチャー Hip Up Boys 今野 若男 さん
星空に向かって山を突き進む自分がそこにいる。そんな夢をいまだみることがある。そしてその頂には360℃のパノラマが待っている。
めったに行くことがなく楽しみの四国のはずが、実は不安だらけだった。東京から車での移動に加え、大歩危、小歩危という名前からして危ない感がする未知の秘境でのレース。全国のスズメバチに熊に襲われるニュースに合わせ、吉野川でラフティング中に6人が投げ出され1人が亡くなったというニュースにさらに気がめいっていった。
不安におびえる自分を尻目にレースを楽しむ準備を淡々と進める2人。川に投げ出されても笑顔の2人(ラフティングの事前講習)。すばやく地図を読み込み次を目指す2人。坂道では迷わず自転車を押す2人。怖がらず下る2人。
大自然の絶景もまた心を和ませていった。
本州から淡路島を結ぶ明石海峡大橋の巨大なつり橋。いくつのも渦潮がみえる大鳴門橋。断崖絶壁の渓谷美を映し出す吉野川。しかし、レースではもっと素晴らしい舞台を用意していた。360度の星空のパノラマが最後の最後に待っていた。22時25分塩塚高原の頂は、この日のつらかったレースの心と体の疲れを一瞬にして癒してくれたと同時に「ようこそ四国に」とあたたかく迎えてくれる大掛かりな演出をしていた。
夢の中のパノラマには感動と達成感に浸ったメンバーの顔もそこにある。
不安を感動に変えてくれた、メンバーに大自然にあらためて感謝したい。結果としてオープンの部の優勝チームになれのはまぐれだったが、ちょっと褒めてあげていいかな。