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都築(つーこ:女性)・内田(ウッチー:女性)・丸山(TAK:男性)
大会1週間前、大腿四頭筋Aチームの若手エースからの1通のメール。「足底筋損傷のため、檜枝岐大会に出られなくなっちゃいました…」
“四頭筋ピンク”の新ユニフォームが出来上がったばっかりなのに残念…と、心配しつつも人ごとに思っていたら、2名の初参加の仲間と「お遊び参加」で出る予定だったBチームの私が、急遽上位狙いのAチームで出場することに!
これが『悲劇のはじまり』でした。。。
前泊テント泊+明け方までの大雨ですでにびしょびしょになった私は、「雨がもっと降って大会が中止になったら早めのBBQして温泉でゆっくりできるのに…」とすでにネガティブスイッチON。しかし山の神様は私の期待には応えてくれず、朝には雨があがりレース開始時間が刻一刻と近づいてくるのでした。
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エース不在の男1女2のチームなので、今回は楽しみながら完全完走しよう!という甘い目標も、ブリーフィング時点から早くも狂い始めました。まだ地図読みさえできないアドベンチャーレース初参加2名のBチームを「なんとなかるよ」と放置プレイし、Aチームは真剣にルート確認。(え?ファン参加じゃなかったの?)…と、戸惑う私。
檜枝岐戦は知り合いのレーサーたちもいっぱい参加していたからか、密かに戦闘モードに入っていたリーダーのTAKさん。加えてスタートの盛り上がりに影響され、ウッチーもイケイケモード。CP1に到着するころには、二人はいつの間にか完全に上位を意識しているじゃないですか!!
そんなの聞いてない!心拍数はバクバクMAX、どんどん登るTAKさん、私を気にしながらも追いかけるウッチー。CP2取得後のトレラン下りで、「10位台に入ったら何食べたい?」というのんきな質問をするTAKさんに「次の大会にはもう出ない!」と結構本気でキレる私。
それでも、CP4〜15と次々にCPを順調にクリアし、レース途中での村人との交流や魚掴みなどが結構楽しく、しかもAR3戦目にして初の完全完走が実現しそう!天気も良くなってきたし、気分もなんだかピクニックにきてるようだったので、MTBに乗りながら「今日のレースは楽しいねー」なんて笑いながら話していたっけ。 −そう、CP16までは。
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CP17は道が記されていない山の中、しかし手元にはMTB。(MTBごと山の中へってこと?)とてつもない不安が私を襲う。それでもなんとかCP17は比較的簡単に見つかったけど、CP18までは「藪こぎ」と指示書に記されているではないですか。しかも標高100mアップ!かよわい?乙女に自転車もってここを登れっていうの???。ここから私の人生で最大の『地獄絵図』の幕が上がりました。
激しく生い茂る藪。前日の雨で滑る足場。重い重いレンタルMTB。何度も転び泥だらけ。スパッツには穴。足にはアザ。消耗する体力。消費される食糧。今にも折れてしまいそうな心。疲労と絶望感に打ちひしがれていると、道を切り開きながら悪戦苦闘しながら前を登るTAKさんの背中に、私の傍にいたウッチーが怒鳴る。
「TAKさん!つーこ(私)が登れないの!助けに来なさいよ!!」
結局TAKさんがまず登り、自分のMTBを置いて戻ってきて私達の自転車を担ぎあげる。私達は2名で1台を引き上げる。後戻りもイヤだし登るのはもっと苦痛、逃げるなら遭難しかない…そんな葛藤が1時間以上続くと、自然と涙が出てきて止まらない。
「泣いていいですか?」 と、1分ほど号泣させてもらった。(本当に泣いている現場写真)

あ〜 スッキリした〜(笑)。
前に嗚咽したのは、確か数年前に祖母が亡くなった時以来かも…。そして思わずポツリとつぶやいた自分の言葉にビックリ…。
「ゴールしたら、我部(主催者)を殴る!!」。 (←て呼び捨て…我部さんゴメンナサイ!)
そんなこんなで悪戦苦闘しながら、這う様にCP18に到着、そしてスタートから8時間以上たってゴールしたとき、本当に本当に嬉しかったです。(もちろん我部さんには詰めよりましたが。)
どのチームも過去にも稀な藪こぎであったことを後に知りましたが、レース後は温泉→BBQ。最高のビールで完全完走した仲間と頑張った自分に乾杯!そしてとこれまでに知り合った他のチームメンバーとの交流。結局、楽しさとキツさでチャラになったので我部さんは殴らなかったけど、レース前からレース後まで、ここまでジェットコースターのような激しいアップダウンのある大会は一生心に刻まれるでしょう。
でも、あの藪こぎは二度とノーサンキューです。
ハードさゆえの達成感、そして醸成される仲間との絆はプライスレス。身体と心を癒してから、また奥大井戦で…。
スタッフのみなさん、檜枝岐のみなさん、ドエムで楽しい時間をありがとうございました!
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